たろち誕生
ブログをサボりまくっていたので、1年3か月越しにやっと生まれました(笑)
出産レポ⑥の続きです。


帝王切開を勧められてから1時間半後には
手術室にいました。心の準備もできぬまま
(多分何日あっても準備できない)着々と手術が
近づき、恐怖で全身がガタガタと震えまくり、
歯もガチガチと鳴り止みませんでした。
陣痛も本当に痛くて痛くて、手術室に行くまでの
移動も辛かったです。
硬膜外麻酔はしてくれた人が上手だったのか、
陣痛が痛すぎたからなのか、知らない間に
終わっていて、痛みは全く感じませんでした。
カテーテルは結構痛かったです。
緊張であまり覚えていませんがこの時(数分後)には
麻酔のおかげで陣痛は感じなくなっていたと思います。
カテーテルの後は下半身に麻酔が効いているかを
確認する為に、ピンセットで思い切りお腹を
つままれました。痛くないと言えば痛くないけど
ちょっと痛いような気もする...。という感じで、
もし麻酔が効いておらず手術が始まったら...
と想像をすると怖くて怖くて、ずっと
「痛い気がします」って返事していました(笑)
ピンセットでつままずに「ここは痛い?」と
聞かれて、「痛い気がします」と答えたことで、
麻酔が効いていることが判明したのでした(笑)
そしてついに恐怖の手術が始まってしまいました。
麻酔がしっかり効いていたおかげで痛くはないものの
お腹の中をぐちゃぐちゃにされている感じ、
引っ張られてかき回されているような感じで、
もうとにかく怖くて気持ち悪くて逃げたかったです。
体を動かしたいけど、麻酔で動くこともできず、
パニック状態になり、何を口に出していたかさえ
あまり覚えていません。
ただ、頭上でずっと助産師さんが、
私の顔を手で包みながら声をかけ続けて下さり、
そのおかげでなんとか意識を保てていたことだけは
しっかりと記憶にあります。その助産師さんは
妊婦検診の度に優しく声をかけて下さり、
ちょっとしたことでもすぐに褒めてくれるような
とても優しい方で大好きだったので、この人が
いる日に手術できて本当に良かったです。
助産師さんのおかげで気を失うことなく、
恐怖と戦い続けていると突然、大きな声で
「おぎゃああああああ!!!」と聞こえました。
その声を聞いた瞬間、安心して涙がこぼれ、
助産師さんが私の元にたろちを連れてきてくれた
時には大号泣でした。想像以上に可愛くて、
愛おしくて、本当に頑張ってよかったと思いました。
先生、助産師さんに何度も「ありがとうございます。」
とお礼を言いました。感謝しかありません。
そうして束の間の幸せを噛みしめるのでした。
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